どうも~、無事故無違反無運転お茶の間ドライバーの羽毛です。
私には昔から、一人暮らしをしたら叶えたい夢がありました。
「ゲーミングPCで最高のゲームエクスペリエンスを得る」
特に私が好きなのはレースゲームもといレースシムであり、現状ハンコンもシートも揃っている今、「最高のゲームエクスペリエンス」に足りないのは、現行最高性能レベルを誇るハードでした。
そこで、最高のレースシム体験を得るために必要なハード=ゲーミングPCのスペックを調べてみました。
ゲーミングPCとコンシューマゲーム機の違い
さて、まずはコンシューマゲーム機(以下、CS機)とゲーミングPC(以下、PC)の違いについて見ていきましょうか。
CS機の特徴
- 安価かつ高性能
- プレイ人口が多い
- 独占タイトルのプレイが可能
- PCには無い独自の機能が付いている
1.安価かつ高性能
最近のCS機は新品でも3万円~5万円程の値段で買えます。そして、グラフィックスも十分美麗で画面の滑らかさを表すFPSも割と高い数値となっており。普通にゲームをプレイする分には申し分ない性能です。
恐らく、このレベルをPCでプレイしようとすると、10万円以上は出す必要があると思います。
CS機は大量生産をするため、コストを抑えることが出来、PCよりも遥かに安い値段で十分ゲーム体験が出来ます。
2.プレイ人口が多い
最近のゲームは対戦や協力プレイ機能が盛り込まれていることが非常に多いですが、そこで問題となってくるのがプレイ人口です。特にFPSやモンスターハンターなんかは人数が揃わないことにはどうしようもないことがあるので、プレイ人口密度は重要です。
CS機はハード自体の安さから、参入しやすいこともあり国内のプレイ人口はPCより多い傾向と言えます。
3.独占タイトルのプレイが可能
CS機を持っていると出来ることの一つとしては、独占タイトルがプレイ出来るというのもあります。
PS4で言えば、『グランツーリスモシリーズ』がそうですね。もっとメジャーなところで言えば、任天堂の『マリオシリーズ』がそうです。
これらは大概にして超ビッグタイトルであり、これのためだけにハード自体を買う人は多くいます。そして、私もその為にハードを買う価値は十分にあると思います。
4.PCには無い独自の機能が付いている
PCの方が何でも出来そうな気もしますが、一概にそうとも言い切れません。
例えば、『Nintendo Switch』なんかは“外出先”でも普段使っているコントローラーで超快適にプレイすることが可能です。また、PS4もPSVitaのリモートプレイ機能を使って簡単にどこからでもPSVitaでプレイ出来てしまいます。
また、PS4はドライバーを交換せずともBlu-ray Discも読み込めますし、『nasne』と言う2万円ほどの機器を使えばテレビが見れないただのモニターでもテレビの視聴・録画が可能になります。
この様に、PCよりも簡単かつ安く便利で機能的な機能を使えるのがCS機の特徴でもあります。
PCの特徴
- スペックにより値段が異なる
- CS機と比べると日本のプレイ人口は少ない
- プレイ出来るソフトの数が膨大
- 様々なオプションハードを使用可能
- Modの使用が可能
1.スペックにより値段が異なる
PCはマシンの性能により、値段はピンキリで10万円以下の安いものから20万円以上するものまであります。勿論、値段が高いほど性能も高くなって行きます。
ただ、わざわざPCを買うからにはCS機以上のゲーム体験をしたいところですよね。
CS機以上の画質、同等以上のFPSでプレイしようとした場合、デスクトップPCならば15万円以上はかかります。(ノートPCだとより高価になります。)
基本的に高価であるということがPCの特徴というか、デメリットです。
2.CS機と比べると日本のプレイ人口は少ない
上記はSteamというPCゲームのデジタル配信サービスのウィンターセール時の売上グラフです。
パッと見で分かるように、日本の売り上げは僅か1%に留まっています。steamの総登録者数は全世界で1億人以上いると発表されていますので、日本国内のPCゲーマー人口としては約100万人と言えます。(実際にハイエンドPCを持っている人は少ないので、PCに負荷がかかるオンラインゲームのプレイ人数はもっと少ないと思われます。)
一方で、我らがSONYのPlay Station4は国内売上台数500万台を突破しています。
以上より、CS機に比べて国内のPCゲームのプレイ人口は少ないと言えるでしょう。
3.プレイ出来るソフトの数が膨大
CS機には独占タイトル、いわばキラーコンテンツがあると申しましたが、PCはそれを補って余りあるほどの膨大な量のソフトをプレイすることができます。
Steamの総ゲーム数は6,000本以上。また、EAにより運営されているOriginやForza等をリリースしているMicrosoft。他にもVRメーカーやアダルトゲームブランドがあり、プレイできるソフトの数は数え切れません。
特に都市育成シミュレーターなど、ニッチかつ要求スペックの高いジャンルは中々CS機で販売されることがないので、そういったマニアックなジャンルも楽しめるのがPCの大きな利点でもあります。
4.様々なオプションハードを使用可能
基本的にPCはUSBケーブルがぶっ挿せるものなら何でも使えます。
例えば、CS機では使えないようなFanatecのハンコンやOSWもPCなら問題なく使用できちゃいます。というかPC専用です。また、thrustmasterのハンコンにLogicoolのシフターを使用するなど、CS機ではできない組み合わせでもPCなら問題なく行えます。
他にも自作したボタンや計器類なんかもCS機では使用することは出来ませんが、PCならば可能です。
パッドコントローラー以外のゲームハードに一切の制限がないというのもPCの大きな特徴でしょう。
5.Modの使用が可能
PCではゲームの仕様の変更や機能・アイテムなどを追加するModと呼ばれるものを使用して、ゲーム自体を自由にカスタマイズすることが可能です。
Modを適用すれば、いままで遊んでいたゲームが基本システムはそのままに新たな要素を体験することが出来るので、遊びの幅が非常に広がります。
このModも人によってどれを適用するのか自由であるため、100人いれば100通りの組み合わせがあると言ってもいいでしょう。
自由にゲームをModification出来る。これが、CS機で売られているゲームでも、わざわざPCでプレイする人がいる理由の一つでもあります。
レースシムとVRの相性は抜群
ヴァーチャルリアリティ―体験、通称VRは今、急成長しています。そして、レースシムの世界にもその波を訪れています。
CS機で有名なところだと、PS4の『グランツーリスモSPORT』がPSVR対応として大きな注目を集めたのは記憶に新しいですよね。そして、VRとレースシムの相性の良さについても証明されました。
VRの一番の欠点。それは酔いやすさです。VR酔いが発生する主な要因としては、自分が想像した動きとVR上の動きに差が発生したことによる不快感からくるものと言われています。そのため、ゲーム内で自キャラが歩き回る作品や動きが激しいものは酔いやすいと言われています。
しかし、レースシムに関してはどうでしょうか。自分はシートに収まっているだけで、動くのは車です。また、速度こそ速いものの視線の頻繁な移動や激しい動きはありません。そのため、レースシムは酔いにくいと言われています。
酔いにくいだけが、レースシムがVRに向いている理由ではありません。
3D表示により遠近感がハッキリする
近年のレースシムはグラフィックが進化しており、遠くの車やコースまでよく見えます。しかし、通常のモニター上はあくまで2D表示であり、遠近感が微妙に掴みにくいということがありました。
しかし、VRで表示させることにより3Dの立体映像でプレイすることが出来る様になります。そのため、前方の車との車間距離やコースの状態をより直感的に得られるようになりスムーズな運転が可能になります。
3モニター化しなくとも、自然に自車の周囲に視線を配れる
レースシムでは自分の視点は通常、真ん前に固定されており左右は確認できません。そのため、ゲーム内での視野を広げるために3モニター化が一般的とされていました。
しかし、VRの登場によりその一般的が崩れ去ることになったのです。VRゴーグルを着用していれば、一瞬首を捻るだけで自車の左右の確認が出来、特にサイドバイサイドの時なんかに役に立ちます。さらに、360°見渡せるため、ヘアピンコーナーなどでも、無理なくAPEXに視点を置いた走りが出来るので、タイム向上に大きく寄与出来ます。
なにより、モニターが3枚もいらなくなるので、省スペース化出来るのが、日本の狭い家庭事情的に嬉しいところです。
VRレースシム用ゲーミングPCに必要な性能
さて、そんな最高のレースシム体験をするべくVRプレイが可能なゲーミングPCを探すことにしました。
しかし、実は私もPCに関してはド素人。というわけで、ゲーミングPC専門店の店員さんに色々訊いてきました。
1.VRをプレイしたいなら現行最高クラスのグラフィックボードを積め
グラフィックボードとは、3D映像の描画速度の向上や高速演算などを行うパーツですが、詳しいことは私も良くは分かりません。ただ、「画像を綺麗かつスムーズに描画するために必須な物」と思っておけばいいと思います。
特にVRに関しては3D表示にするために、左右のゴーグルで違う映像を出力しており、かなりの描画処理能力を要求されます。また、十分な描画処理機能がないとFPSが低下して、酔いの原因ともなります。
そのため、グラフィックボードは2017年現在では最高クラスの『GTX1080』もしくは『GTX1080Ti』を搭載することが望ましいと言われました。
2.CPUも高機能であるに越したことはない
CPUは演算を司る、いわばPCの脳にあたる部分です。私たちが入力した情報はすべてCPUで処理されて結果として画面に反映されてきます。
描画自体はグラフィックボードが担当するため、実はVRに関してそこまでCPUは重要ではないみたいです。
しかし、ソフトの種類によってはCPUに大きく負荷がかかるものもあるため、グラフィックボードの足を引っ張らない程度の性能は持つべきなようです。
そのため、最高スペックではないもののある程度の性能を持った『Intel Corei-7』以上は搭載しておくのが望ましいようです。
3.メモリ容量は16GBにしておけば間違いなし
メモリとはCPUとHDDなどのストレージとのやり取りをする際に一時的にデータを保管する場所です。ちょっと、何言ってるか意味分かんないっすね。
脳(CPU)で考えたことをメモ(メモリ)に書く際のメモ用紙の大きさと思ってもらえればいいかと思います。
メモ用紙が大きければ多きい程、書けることが増え複数の考え事にも対処出来る様になります。これが、足らないとFPSが大きく下がる原因ともなりますので、ある程度余裕を持った容量を確保しておくことが良いそうです。
最近のゲームでは推奨メモリ容量8GBとされることが多いため、余裕をもって16GBにした方が良いと言われました。
まとめ
現状で最高のレースシムを体験するには
- ハンコン
- シート
- ゲーミングPC
- VR
が必要となります。
そして、ゲーミングPCに関して、VRの使用を前提とした場合、高度なグラフィック処理機能が必要とされます。そのため、現行最高クラスのゲーミングパソコンを購入する必要があり値段として20万円は見ておかないとなりません。